決断分析の基礎4

決断分析の基礎4- 決断分析 (Decision analysis) を行うステップ③
決断樹(Decision tree)を作成する (2)

スライド9の妊婦における腎生検を行う際の決断樹を、スライド5で述べた「決断分析を行う手順」を用いて、実際に描いていきます。

10.決断樹を作成する①=「決断の問題を形作る要素」を用いて、時間を考慮した理論上のフレームワーク構造を構築する(選択肢を羅列することから)
自分が困っている決断が、正しいかどうかを判断する最初のステップは、当たり前のことですが問題自体を特定することです
11.決断樹を作成する② =①で羅列した選択肢の“後”にどのようなイベントが起こるかどうかのフレームワークを作成します。

決断を選んだあとに、どのようなイベントが起こるかのフレームワークを作成します。なるたけ、実際の流れを理解している人が共感するようなフレームワークを作成することが良いと思われます。今回は簡素化するために、腎生検を行った後、腎疾患があるかないかを100%判断できるという仮定を用いています。
12.決断樹を作成する③ =②で作成したフレームワークのなかで、確率が入る部分を埋めていきます。

これらの確率は、既存の論文を用いて、最も確率の高い値を選んでいきます。決断樹を扱うソフトウェアの多くは、その確率に幅を持たせることが可能で、私達が興味ある対象集団に起こりうる最も適切な確率を選んでいきましょう。GIGO(Garbage in Garbage out)、ゴミを入れればゴミが出てくるという言葉通り、信頼性の乏しい確率を挿入すると、信頼性の乏しい結果が出てきます。

引用 : Milton C. Weinstein講義 in HSPH 2012
青字:OACISスタッフからのコメント

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